うらにわのリター

もう少し上手に生きたい(˘ω˘)

食わず嫌いについて

ご無沙汰しています。身の回りの出来事が忙しく、ブログの更新をしようと思いつく暇さえありませんでした。今回は食わず嫌いについてです。

 

私の家族、特に両親は、「流行ものに乗らない」という意地を持っていました。

本人たちが宣言している訳ではありませんが、彼らが好んでいた漫画が有名になった途端に買わなくなったり、「有名にならなければよかったのに!」と溜息をついていたりしました。最近は彼等も歳を取って丸くなったのか、有名な漫画を「面白いんだって」と突然買ってくることもありますが。

とにかく、昔は「自分の好みにぴったり当てはまる、自分が支えていることが実感できるもの」しか、応援しようとしませんでした。

 

そんな両親のもとで育ったためか、小さい頃の私も、流行に対しては冷たい視線を向けることが多かったのです。洋服しかり、ゲーム(家ではさせてもらえませんでしたけれども)しかり、遊び方しかり。流行っているものは大したものではないと思っていましたし、その流行に乗る人達のこともひっそり馬鹿にしていました(ほんとうです)。

 

私が流行に乗る、流行のものを知ることに対して前向きになったのは、大学生になってからでした。某かたな擬人化ゲームがリリースされて莫大なユーザーを獲得していることを知り、そんなに多くの人がプレイしているのなら……と、ちょっとした冗談のつもりで始めてみたのです。大学でそのゲームの話をしてみたところ、なんと自分の周りにはそのゲームのユーザーが3人もいたのです。

その3人とは同級生でした。以前から互いに全く知らなかった訳ではなかったので、4人でゲームの話をするようになりました。それがきっかけで、それぞれの好きなジャンルの話をするようになったり、一緒に出かけるようになったりして、今では一緒に就活の合間に焼き肉食べたり鍋食べたりDVD見たりHulu見たりする、いい友達関係になりました。

 

流行に少しでも乗る、流行を知っていることで、人の輪は確実に広がります。今まで知らなかった誰かと、大切な関係を築くことができるかもしれません。

「私は自分で認めたものしか好きにならないし…」とか、「たくさんの人がやってるからって自分も手を出すなんてちょっと…」と思っていると、貴重なチャンスを逃す羽目になるかもしれませんね。

 

流行っているものを好きになるかどうかは置いておいて、流行り物に注目する、とりあえずちょっとだけ食べてみる。それは、全く悪いことではないと思います。