うらにわのリター

もう少し上手に生きたい(˘ω˘)

うどんの話

お久しぶりです。仕事と土地と人間関係に慣れ始めました。

今月の上旬に少し体調を崩してしまったのですが、職場の人たちが本当に優しくしてくれて、しみじみ「辛く当たられなくてよかったな~」と思っています。

 

今回はうどんについて書こうと思います。

今月に入ってから身体のかゆみが出始め、それが原因で睡眠不足に陥り、急に気温が上がったことで服装の切り替えが間に合わず、ドミノ倒しのようにたくさんの不調が押し寄せてきました。

かゆみや睡眠不足は、塗り薬や30分程度早く寝ることで、少しの気休めをすることができました。服装についても、服屋で夏服を調達して対応しました。少しずつ体調は元に戻っていくように思いました。

 

ところがある日、突然風邪を引いてしまいました。鼻水とクシャミが止まらず、職場のクーラーが寒く感じてしょうがありません。職場の人はまた心配してくれました。一日頭がぼーっとして集中できず、次に何をしたらいいのか分からなくなる始末でした。

原因と言えば、前日の風呂上がり、薄着のまま家事をしていたことしか思い浮かびませんでした。しかし、その程度の油断で風邪を引いてしまうほどに弱っていた、ということは、私に大きなショックを与えました。

私はその日、近くのチェーン店にうどんを食べに行くことに決めました。なんとなく、風邪を引くとうどんを食べたくなるのでした。というのも、学生時代によくお世話になった食べ物だからです。

 

大学生になりたての頃、風邪を引いてしまった私は、昼飯をどこで摂るか迷いました。いつもは弁当かパンで済ませてしまうのですが、それらを食べる気にならなかったのでしょう。いつもは行かない学食まで足を伸ばし、一番安いかけうどんを注文しました。

かけうどんながら、ワカメがたくさんのっており、喉も痛まず心地よく食べられたのを覚えています。窓際の席に座って食べたように思います。アツアツで出てきたものですから、身体がよくあたたまりました。食べるうちに髪が邪魔になり、耳に髪をかけて、冷ましながら食べたように思います。

 

自分一人で初めて引っ越しをしたときのこと。引っ越す直前、友人に手伝って貰って、全ての家具を箱詰めしてしまいました。食器はもちろん、食材やお菓子もしまってしまいましたから、何かすぐ食べられて、捨てられてしまうものしか食べられません。

引っ越し当日の朝、私は何も食べ物を用意していなかったことを思い出しました。時既に遅し。朝一番で引っ越し業者が来る前に、引っ越し先の鍵を受け取りに行くことになっています。悠長にしている暇はありません。その時、体調を崩したときいつでも食べられるように、冷凍庫に冷凍うどんを入れっぱなしにしていたことを思い出しました。

冷凍うどんを電子レンジで温め、袋の口を少し開けます。辛うじてしまわれずに残っていためんつゆを袋の口から入れ、指で麺を押し出して食べます。熱い。とても熱い。希釈式のめんつゆはとてもしょっぱい。でも食べないわけにはいかないのです。こうして私は、なんとか朝食を終えました。

 

学生でなくなってしまう少し前、学食にうどんを食べに行きました。やはり、少し体調を崩していた時期でした。鼻づまりに困っていました。肉うどんを頼みました。食べているうちに身体があたたまり、鼻水が出てきます。食べ終わる頃にはすっかり鼻づまりは解消し、身体はぽかぽかでした。「学生の身分で学食のうどん食べるのはこれが最後かなあ」と思っていたら、その通りになってしまいました。

 

チェーン店で、かけうどんを頼みます。この時期、冷たいうどんがおいしそうに見えますが、ここで冷たいうどんを頼んでしまっては、身体が温まりません。カキアゲを一つ頼みます。お会計の途中でお稲荷さんが目に入り、追加注文しました。

カキアゲの載ったかけうどんとお稲荷さんが出てきました。

小さい頃、「麺類とご飯類を一緒に頼むのは、よっぽどよく食べる人である」と思っていましたが、そんなことはなかったようです。お稲荷さんの甘酸っぱさで食欲が出てきました。お稲荷さんとうどんの両方を食べきりました。食べ終わった後は、体調が劇的に良くなったわけではありませんでしたが、ちょっぴり元気が出ました。

 

そういえば私の元気がないとき、大変なときに食べていたのがうどんだった、ということを思い出したので書きました。

自転車との思い出もゆくゆくは一つずつ書いていきたいと思います。